2002年8月
(20513 お情けを頂戴してる身の辛さ にゃん)
8月01日(木) 20514 ごきぶりホイホイキッチンの隅 小町
8月01日(木) 20515 新官邸記者連中を締め出して 蕗
8月01日(木) 20516 父の知り合いカメラを覗く ひろぶみ
8月01日(木) 20517 幸せの尺度は如何に長寿国 ひわ (日本世界一の長寿国に)
8月01日(木) 20518 仕掛け花火にひとよ重ねる 風
8月01日(木) 20519 涼風にあなたの名前書いて消し 不用之助
8月01日(木) 20520 機密暴露の中古パソコン ジュン
8月01日(木) 20521 そう言えば返してないな一万円 はやお
8月01日(木) 20522 胸に沁み入る百八ツの鐘 霞
8月01日(木) 20523 故里で臍のゴマ取る年の暮 はやお
8月01日(木) 20524 分ける胡麻和えいい出汁がでて 不用之助
8月01日(木) 20525 藍染めの暖簾が風にはたはたと 霞
8月01日(木) 20526 何にしようか今日の質草 キリマンジャロ
8月01日(木) 20527 三人の男に貰うルイビトン ええ一
8月01日(木) 20528 贈収賄は無くなりもせず キリマンジャロ
8月01日(木) 20529 塩少し入れて吐かせる貝の泥 ええ一
8月01日(木) 20530 別れの言葉身に沁みる夜 キリマンジャロ
8月01日(木) 20531 吹く風に翻弄される赤い糸 カンちゃん
8月01日(木) 20532 風船一つ染める夕焼け のら
8月01日(木) 20533 十六でねえやはお産の里帰り 道草
8月01日(木) 20534 お宮参りにお札貰って はやお
8月01日(木) 20535 いつもより森や林はザワザワと 不用之助
8月01日(木) 20536 天狗のお面大安売りだい! 兎
8月01日(木) 20537 遠メガネロンドン塔もパリも見え 小町
8月01日(木) 20538 ユーロスターで潜る海峡 晴
8月01日(木) 20539 しみじみと過ぎゆく時に身をゆだね 霞
8月01日(木) 20540 ゆらりゆらゆら男の背中 不用之助
8月01日(木) 20541 お父さんバンジージャンプ初挑戦 カンちゃん
8月01日(木) 20542 ゴールドラッシュの谷に霧雨 風
8月01日(木) 20543 じゃじゃ馬のあの娘追いかけ黍畑 兎
8月01日(木) 20544 時代祭の姫御前となる 水星子
8月01日(木) 20545 平家琵琶諸行無常を語り継ぎ ジュン
8月02日(金) 20546 煙ゆらりとのぼる火葬場 紫
8月02日(金) 20547 現実の世界へベルが引き戻す ひろぶみ
8月02日(金) 20548 夜明け前から蝉の合唱 ひわ
8月02日(金) 20549 藤村の執筆の間が湯の宿に 水星子
8月02日(金) 20550 観光バスは道を外れて 蕗
8月02日(金) 20551 エリートと言はれし昔味気なく ジュン
8月02日(金) 20552 散るに任せる庭の山茶花 ミャーママ
8月02日(金) 20553 鄙の寺新築御堂浮いており とろっぺ
8月02日(金) 20554 千手観音地に足つかず はやお
8月02日(金) 20555 本命の彼女と遠出夏の海 ジュン
8月02日(金) 20556 君は可愛くパラソルをさす 不用之助
8月02日(金) 20557 じりじりと身は焦がれつつ傘の外 はやお
8月02日(金) 20558 住基ネットは理解できずに 不用之助 (住民基本台帳ネット導入)
8月02日(金) 20559 姓名の欄に枡目が11個 はやお (国民総背番号制に)
8月02日(金) 20560 習いはじめた孫の算数 麦
8月02日(金) 20561 シナリオはトンビが鷹と決めている キリマンジャロ
8月02日(金) 20562 音痴でもいい目指せアイドル! みのり
8月02日(金) 20563 聴かせたい歌がありますあの人に カンちゃん
8月02日(金) 20564 クローゼットの奥の恋文 小町
8月02日(金) 20565 「好きです」という金の字は色褪せず はやお
8月02日(金) 20566 転校なんてしたくなかった カンちゃん
8月02日(金) 20567 日に一度行商のくる坂の町 兎
8月02日(金) 20568 国道を行くライダーの群れ のら
8月02日(金) 20569 風呂敷を肩になびかせ「かいじゃっけん」(怪獣発見) 風
8月02日(金) 20570 訳の判らぬ呪文唱える 壽
8月02日(金) 20571 ポシェットで小さな魔女を飼っている ええ一
8月02日(金) 20572 茄子胡瓜よりダシジャコがよい 水星子
8月02日(金) 20573 冷蔵庫正味期限の意味不明 ひろぶみ
8月02日(金) 20574 USJにつづく不祥事 晴 (工業用水を飲料水に他)
8月02日(金) 20575 次からはなんとかシーと内密に にゃん
8月03日(土) 20576 生きるか死ぬか第三セクター ひろぶみ
8月03日(土) 20577 青々と寝待ちの月に照らされて みのり
8月03日(土) 20578 ぽっかり浮かぶみずうみの琴 風
8月03日(土) 20579 弥陀の手へ返す命を浄化する ひわ
8月03日(土) 20580 方向音痴でなぜかホダラク 道草
8月03日(土) 20581 運転は深夜音楽聞きながら 水星子
8月03日(土) 20582 襟裳岬へ朝焼けを見に 静
8月03日(土) 20583 はまなすの花の香りにかこまれて キリマンジャロ
8月03日(土) 20584 午後の句会へ準備万端 ええ一
8月03日(土) 20585 ひとつずつ大事な物が見えてくる 不用之助
8月03日(土) 20586 すったもんだの果ては喧嘩に キリマンジャロ
8月03日(土) 20587 納豆はネギを入れなきゃ食べれない みのり
8月03日(土) 20588 あなたへ続く赤いこの糸 ええ一
8月03日(土) 20589 投げやりに杼を滑らせて切れた縁 にゃん
8月03日(土) 20590 鉋使えぬ大工ぞろぞろ ジュン
8月03日(土) 20591 定年の日にやっと家購入し 紫
8月03日(土) 20592 小鳥の水場どこに置こうか 晴
8月03日(土) 20593 秋きざす嫁いだ娘の置き土産 のら
8月03日(土) 20594 ポンコツ車花畑ゆく 小町
8月03日(土) 20595 通販の毛生え薬も間に合わず キリマンジャロ
8月03日(土) 20596 怪我が多くて困る夏場所 不用之助
8月03日(土) 20597 モンゴルの勇士がついに大関に 蕗 (朝青竜)
8月03日(土) 20598 草原わたる風のきらめき 桂
8月03日(土) 20599 洗濯物袖と袖とが絡まって 麦
8月03日(土) 20600 ラインダンスを真似る子供ら 桂
8月03日(土) 20601 8耐の轟音ひびく昼下がり 風
8月03日(土) 20602 航空ショーに続く不祥事 ええ一
8月03日(土) 20603 檜風呂飛び込んでくる蚋の群れ 不用之助
8月03日(土) 20604 月は涼しくゆらゆらゆらと キリマンジャロ
8月03日(土) 20605 百本の蝋燭ともる肝試し 兎
8月03日(土) 20606 裏も表も冷やすコンニャク ええ一
8月04日(日) 20607 葉月尽食べるオデンは祖母の味 ひろぶみ
8月04日(日) 20608 夢にでてくる故郷の空 蕗
8月04日(日) 20609 現実は両刃の剣と知りぬれど みのり
8月04日(日) 20610 あっけらかんと飛ばす冗談 ひわ
8月04日(日) 20611 蜜蜂は節操もなく飛び回り 麦
8月04日(日) 20612 これで五つ目掛け持ち受験 ジュン
8月04日(日) 20613 こまくさは笑むと電報いま届く 風
8月04日(日) 20614 甘口にする今夜のカレー 不用之助
8月04日(日) 20615 一座して釈迦の説法共に聞き ジュン
8月04日(日) 20616 効き目あるのかこの塗り薬 不用之助
8月04日(日) 20617 にきび面いつの間にやらいい男 のら
8月04日(日) 20618 ハローワークへ日参だとは キリマンジャロ
8月04日(日) 20619 故郷は遠く火星の砂嵐 小町
8月04日(日) 20620 過ぎ去りしことすべて懐かし 桂
8月04日(日) 20621 川岸のベンチに白い花が散る 風
8月04日(日) 20622 生きてりゃいいさ生きてりゃいいさ 静
8月04日(日) 20623 お祭りも正月も来るこの世には クン
8月04日(日) 20624 無声映画の大きな字幕 兎
8月04日(日) 20625 ステッキと山高帽を祖父に借り 晴
8月04日(日) 20626 犬小屋に猫寝そべっている 紫
8月04日(日) 20627 ヒステリーの発作おこしているマダム 麦
8月04日(日) 20628 買い物の山雪崩おこして にゃん
8月05日(月) 20629 ふるさとの便りは土の香と共に ひわ
8月05日(月) 20630 おだまきの花咲きそろう頃 風
8月05日(月) 20631 ぶらんこを海見えるまで高く漕ぐ 兎
8月05日(月) 20632 旅立ちの朝夢がいっぱい 霞
8月05日(月) 20633 親指を立てる仕草も板につき のら
8月05日(月) 20634 腕に彫ってた名前隠して 不用之助
8月05日(月) 20635 目がさめて「不用命」にする懺悔 はやお
8月05日(月) 20636 東インドの会社設立 小町
8月05日(月) 20637 空港に先生着の電話待ち 藍
8月05日(月) 20638 文武両道懐にいれ 不用之助
8月05日(月) 20639 片思い傘もささずに夏の雨 小町
8月05日(月) 20640 虹の彼方に君のおもかげ キリマンジャロ
8月05日(月) 20641 命懸け川渡るのも恋ゆえに はやお
8月05日(月) 20642 同じアホなら踊ろまいかと 不用之助
8月05日(月) 20643 天才は忘れた頃にやって来る はやお
8月05日(月) 20644 お抹茶たててしばしお香を 不用之助
8月05日(月) 20645 ゆるやかに時の流れる十三夜 霞
8月05日(月) 20646 今宵の虎徹血に飢えておる ええ一
8月05日(月) 20647 裏切りをなじる言葉は胸に秘め みのり
8月05日(月) 20648 上手に嘘をつける寂しさ カンちゃん
8月05日(月) 20649 卓上に一輪紅い冬の薔薇 桂
8月05日(月) 20650 鈴を鳴らしてトナカイの橇 晴
8月05日(月) 20651 正夢となりし秘密の贈り物 黒豚
8月05日(月) 20652 隠しきれずに笑顔こぼれる キリマンジャロ
8月05日(月) 20653 ありがとうそのひとことが言いたくて 不用之助
8月05日(月) 20654 ゆっくり閉まる天国のドア 麦
8月05日(月) 20655 あわてずに次の電車は二分あと むう
8月05日(月) 20656 スリの後追う美人警官 ええ一
8月05日(月) 20657 豹柄のビキニ眩しく輝きて むう
8月05日(月) 20658 晩のおかずはナウマン象に ジュン
8月05日(月) 20659 飲みこんだキバが刺さった喉仏 ええ一
8月06日(火) 20660 慌ててかけた991番 ひろぶみ
8月06日(火) 20661 渋滞の道をスイスイ行く権利 にゃん
8月06日(火) 20662 バイパス横道探し通勤 紫
8月06日(火) 20663 心臓は強いが勝てぬ病気には ひわ
8月06日(火) 20664 シャワーで冷やす赤い情熱 道草
8月06日(火) 20665 プチトマトボウルの海で泳いでる とろっぺ
8月06日(火) 20666 おたま破れて金魚すくわれ はやお
8月06日(火) 20667 耳元で好きとささやく夏祭り みのり
8月06日(火) 20668 袂で叩く彼の胸板 ええ一
8月06日(火) 20669 夜明けまでカラオケ三昧7時間 小町
8月06日(火) 20670 煤逃げて来て持て余す暇 キリマンジャロ
8月06日(火) 20671 ポケットに司馬遼太郎をしのばせて のら
8月06日(火) 20672 しみじみ辿る脱藩の道 ええ一
8月06日(火) 20673 滴りの青きにつきし人心地 キリマンジャロ
8月06日(火) 20674 葉叢に潜む蛇と目が合う とろっぺ
8月06日(火) 20675 わたくしを誰かさらってくださいな みのり
8月06日(火) 20676 白馬童子がパカパカと来る ええ一
8月06日(火) 20677 効果音一筋にきて半世紀 兎
8月06日(火) 20678 夢の中では弁士今でも ひろぶみ
8月07日(水) 20679 演説会縞の袴に朴歯下駄 にゃん
8月07日(水) 20680 お宮の松に潮風が吹く 紫
8月07日(水) 20681 折り鶴を結んで立ち去る人の影 道草
8月07日(水) 20682 洗い髪などゆるり束ねて ひわ
8月07日(水) 20683 這い這いの児の腹掛の愛らしさ 兎
8月07日(水) 20684 鳴れば見上ぐる硝子風鈴 水星子
8月07日(水) 20685 遣水にあなたを想う吊忍 はやお
8月07日(水) 20686 行方決まらぬ薄羽蜻蛉 桂
8月07日(水) 20687 山際にたなびく雲も夕焼けて 晴
8月07日(水) 20688 団欒の灯は窓に明るく キリマンジャロ
8月07日(水) 20689 マッチ売る少女幸せうすき眉 ええ一
8月07日(水) 20690 繭にくるまれ羽ばたく日待つ カンちゃん
8月07日(水) 20691 群青の色は命も溶かし込み 小町
8月07日(水) 20692 虚空に満ちるみ仏の慈悲 はやお
8月07日(水) 20693 砂埃あげて満員バスは行く 小町
8月07日(水) 20694 さらばマンザナタンブルウィード 道草
8月07日(水) 20695 また一つ年を重ねる青い空 のら
8月07日(水) 20696 窓辺に置きしアネモネの鉢 霞
8月07日(水) 20697 回ったり止ったりして風車 イッカ
8月07日(水) 20698 君の耳元そっと口寄せ とろっぺ
8月07日(水) 20699 モンゴルの土の匂いの愛馬の背 麦
8月07日(水) 20700 チンギスハンはワシの祖先よ ひろぶみ
8月07日(水) 20701 三世代同居も楽し長き夜 桂
8月07日(水) 20702 根を踏ん張って白嫁菜咲く ジュン
8月07日(水) 20703 花野きて街道沿いの古旅籠 蕗
8月07日(水) 20704 残暑厳しきお見舞い申す 不用之助
8月07日(水) 20705 お決まりの文懐かしい友倒れ わび太
8月08日(木) 20706 ネコ缶持って遠路旅する ひろぶみ
8月08日(木) 20707 夏季休暇野良の世話する主婦ネット 道草
8月08日(木) 20708 チームに活かす連係プレー ひわ
8月08日(木) 20709 密偵をたくみにつかふ鬼平は 水星子
8月08日(木) 20710 二八の蕎麦のうまいうどん屋 麦
8月08日(木) 20711 看板の娘もすでに古希を超え キリマンジャロ
8月08日(木) 20712 キラキラキラとひかるさざ波 んにゃ
8月08日(木) 20713 陽炎の奥にあなたを見たような カンちゃん
8月08日(木) 20714 声をかけよか名前なのろか 不用之助
8月08日(木) 20715 仇討ちが果てなく続く星ひとつ 小町
8月08日(木) 20716 テレビゲームでおめめチカチカ 兎
8月08日(木) 20717 「宿題は?」問う母の声聞かぬふり のら
8月08日(木) 20718 揺れてる草に蝉の抜け殻 麦
8月08日(木) 20719 健脚も熊野古道で汗をかき 晴
8月08日(木) 20720 那智黒碁石選ぶ店先 桂
8月08日(木) 20721 官職を棄てて貫く趣味を持ち 蕗
8月08日(木) 20722 サンバ・ボサノバ・マンボ・ドドンパ ええ一
8月08日(木) 20723 流れくる胡弓に乗せた風の盆 にゃん
8月09日(金) 20724 助手席の子と月と野の道 紫
8月09日(金) 20725 あのころの辛かったことうち明けて 藍
8月09日(金) 20726 今の二人は夫婦熱々 ひろぶみ
8月09日(金) 20727 隅田川以心伝心雨ざんざ 静
8月09日(金) 20728 ネオンが溶ける夜の東京 ひわ
8月09日(金) 20729 男かと思えば女逆もあり 道草
8月09日(金) 20730 ボクもワタシもアイで括られ ジュン
8月09日(金) 20731 出ておいで一句付ければ仲間だよ 兎
8月09日(金) 20732 大河滔々うららかな空 晴
8月09日(金) 20733 タンポポも蝶々も我が世謳歌して 霞
8月09日(金) 20734 郵便ポストまで走ってゆく 静
8月09日(金) 20735 ドキドキとしながら出したラブレター はやお
8月09日(金) 20736 枝のカラスが嗚呼と一聲 キリマンジャロ
8月09日(金) 20737 地蔵さんもこの頃少し太りすぎ ええ一
8月09日(金) 20738 横で揺れてる白いたんぽぽ みのり
8月09日(金) 20739 君を好きなのだと気づく昼下がり カンちゃん
8月09日(金) 20740 ノートいっぱい愛の字を書く キリマンジャロ
8月09日(金) 20741 満ち足りて帰りに寄った喫茶店 はやお
8月09日(金) 20742 珈琲道に凝ったご主人 小町
8月09日(金) 20743 間違えて髭アザラシがまぎれこむ イッカ
8月09日(金) 20744 遠いふるさと海か川かと 不用之助
8月09日(金) 20745 変身も海千山千悪くない はやお
8月09日(金) 20746 夢にでてくる兵の亡霊 むう
8月09日(金) 20747 旅なかば古刹に響く夜念仏 ばび
8月09日(金) 20748 父はぬるめの風呂でくつろぐ 藍
8月09日(金) 20749 ホスピスのヘルパーさんの優しさに むう
8月10日(土) 20750 自分史を書く時間がほしい 紫
8月10日(土) 20751 自腹切り皆に渡すの癖になり ひろぶみ
8月10日(土) 20752 爪に火灯す給料日まで ひわ
8月10日(土) 20753 藍浴衣ペディキュアの赤艶めきて ジュン
8月10日(土) 20754 開ききったる大輪の薔薇 兎
8月10日(土) 20755 眩しくて直視できない君の笑み みのり
8月10日(土) 20756 駅のポスター男持ち去り ジュン
8月10日(土) 20757 誘拐だ指名手配だ逮捕せよ はやお
8月10日(土) 20758 美しさだけ罪になるとは 不用之助
8月10日(土) 20759 しゃべる時隠し切れない国訛り のら
8月10日(土) 20760 土星は遠くまたたきもせず 小町
8月10日(土) 20761 一筆の手紙下さい私宛 不用之助
8月10日(土) 20762 首長くして鳴く鶴の影 桂
8月10日(土) 20763 天心の月に御渡り粛々と キリマンジャロ
8月10日(土) 20764 武道場より寒稽古の声 蕗
8月10日(土) 20765 焼き薯屋いつもの辻に車止め 桂
8月10日(土) 20766 煙草いっぷく1ミリ(mg)ケント 不用之助
8月11日(日) 20767 友の名を思い出せなく歩く庭 紫
8月11日(日) 20768 戦争終わり故郷(くに)へ帰ろう ひろぶみ
8月11日(日) 20769 改革と給与疑惑を封印し 不用之助 (田中真紀子議員辞職)
8月11日(日) 20770 永田町にもスイと秋風 ミャーママ
8月11日(日) 20771 涼風とすじ雲流れ露天風呂 わび太
8月11日(日) 20772 電源を切る携帯電話 のら
8月11日(日) 20773 病院の父インパール体験者 静
8月11日(日) 20774 山岳民族ひとなつこくて 小町
8月11日(日) 20775 デジカメとGPS手にトレッキング とろっぺ
8月11日(日) 20776 ひっそりと咲くすみれ一叢 キリマンジャロ
8月11日(日) 20777 教会は燈台見える丘にあり 静
8月11日(日) 20778 壁画の天使ゆるり微笑む みのり
8月11日(日) 20779 友は皆「核撲滅」の署名する 不用之助
8月11日(日) 20780 青い地球を飛ぶ白い鳩 兎
8月11日(日) 20781 月まどか金波銀波の寄せる島 晴
8月11日(日) 20782 亡き母偲び迎え火を焚く 蕗
8月11日(日) 20783 無いものを子に望んではいけんがと 藍
8月12日(月) 20784 ドクターストップかけられた旅 紫
8月12日(月) 20785 花々に一期一会で巡り逢う みのり
8月12日(月) 20786 主人一言「これは銘酒だ」 ひろぶみ
8月12日(月) 20787 山頭火・放哉の句に憧れて キリマンジャロ
8月12日(月) 20788 咳をしながら山に分け入る 霞
8月12日(月) 20789 青色のクレヨンばかり折れるのは ええ一
8月12日(月) 20790 全てアフガンブルーに描き 不用之助
8月12日(月) 20791 銭湯で待ち合わせてる同級生 小町
8月12日(月) 20792 いつもの店のアイスキャンデー 兎
8月12日(月) 20793 向日葵が笑って立っている故郷 霞
8月12日(月) 20794 もういないひともうあえぬひと 藍
8月12日(月) 20795 アナログの時計の針を逆回し ジュン
8月12日(月) 20796 ヒースローには無事に着陸 晴
8月12日(月) 20797 地下で目を光らせているテロリスト 黒豚
8月12日(月) 20798 幼い双子いま反抗期 桂
8月12日(月) 20799 黄身二つ詰まる卵でオムライス 紫
8月13日(火) 20800 看板はげた大衆食堂 藍
8月13日(火) 20801 線路下赤ちょうちんの灯る頃 静
8月13日(火) 20802 私の詩集買って下さい にゃん
8月13日(火) 20803 きりぎりす呼んでも蟻は知らん顔 あづさ
8月13日(火) 20804 久々決行ストライキ中 道草
8月13日(火) 20805 しわしわの洗濯物が風に揺れ 桂
8月13日(火) 20806 十二単の主はいずこへ 道草
8月13日(火) 20807 星探る1000光年に地球型 白石
8月13日(火) 20808 平和な時代余命幾許(いくばく) はやお
8月13日(火) 20809 忘れじの君の無念は回天に ジュン
8月13日(火) 20810 カーテンコール花束を抱き 壽
8月13日(火) 20811 炭坑の町を飛び出すトゥシューズ 小町
8月13日(火) 20812 山の彼方に虹の掛け橋 蕗
8月13日(火) 20813 のんびりと回る展望レストラン 晴
8月13日(火) 20814 初めて使うフルムーンパス 桂
8月13日(火) 20815 乗り換えの駅に忘れた文庫本 ミャーママ
8月13日(火) 20816 銀の栞にイニシアル見ゆ イッカ
8月13日(火) 20817 見返りの美人探しに苦悩する 不用之助
8月13日(火) 20818 龍宮城で触れる柔肌 イッカ
8月13日(火) 20819 もういっかい夢を見直す腕枕 不用之助
8月13日(火) 20820 白鷺の飛ぶ借景の中 イッカ
8月13日(火) 20821 桑の実を摘んでポケット赤く染め 兎
8月13日(火) 20822 もう戻れない僕の少年 あおゆき
8月13日(火) 20823 歯車はひとつはずれて空回り あづさ
8月14日(水) 20824 大本営の誇大発表 藍
8月14日(水) 20825 サイパンのホテルに赴任同級生 未悠
8月14日(水) 20826 今昔の顔重なる一瞬 とろっぺ
8月14日(水) 20827 はいチーズフラッシュ浴びて目をつむり 不用之助
8月14日(水) 20828 駄作残して天へ旅立ち はやお
8月14日(水) 20829 翁でも悩んだ日々はある人生 不用之助
8月14日(水) 20830 わびとさびとはお茶漬けの味 はやお
8月14日(水) 20831 すだれ越し見える真昼の庭木立 桂
8月14日(水) 20832 一瞬影のよぎる夏蝶 麦
8月14日(水) 20833 鈴の音の遠く近くに聞こえ来る 小町
8月14日(水) 20834 読了の本閉じる真夜中 桂
8月14日(水) 20835 井戸の底白骨がふと転がって 未悠
8月14日(水) 20836 霊より怖い遺伝子鑑定 あおゆき
8月14日(水) 20837 父親が誰だかわかり絶句する わび太
8月14日(水) 20838 戦後語り部少なくなって 不用之助
8月14日(水) 20839 故郷の島一面のきび畠 むう
8月14日(水) 20840 太陽、ひまわり、君とのkiss あおゆき
8月14日(水) 20841 汗光る男の厚い胸板に 蕗
8月14日(水) 20842 私好みのジャズが流れる 麦
8月14日(水) 20843 黒鍵も白鍵も音それぞれに あおゆき
8月14日(水) 20844 信濃追分駅の近道 むう
8月14日(水) 20845 今はなきレールを偲ぶ碓氷越え 柳雪
8月14日(水) 20846 翁と一茶の影にひかれて むう
8月14日(水) 20847 しみじみと志野の茶椀を拝見し 未悠
8月15日(木) 20848 待ち合わせてる午後の地下街 小町
8月15日(木) 20849 檸檬買い忘れ香りと比べみる ひろぶみ
8月15日(木) 20850 初恋におう桜貝手に 静
8月15日(木) 20851 薄紅は儚き恋の物語 はやお
8月15日(木) 20852 過去を謙虚に振り返る今 不用之助
8月15日(木) 20853 自主削除したき書き込み二つ三つ 杏仁豆腐
8月15日(木) 20854 赤ペン教師徹夜仕事で ひまわり
8月15日(木) 20855 子猫抱く春待月の徒然に 小町
8月15日(木) 20856 藁沓履いて婆のおむかえ ひまわり
8月15日(木) 20857 この座敷開けるなかれと言い置いて あおゆき
8月15日(木) 20858 不信飛び散るパンドラの箱 わび太
8月15日(木) 20859 諦めず望みを胸に明日を待つ Ray
8月15日(木) 20860 唯ひたすらに夢を追いつつ 太陽の東 月の西
8月15日(木) 20861 風を得て沖に漕ぎ出すKUSARI号 ミャーママ
8月15日(木) 20862 揃う猿犬一羽は飛んで 不用之助
8月15日(木) 20863 爺ちゃんのお話いつも同じもの 桂
8月15日(木) 20864 うとうと見てる天井のしみ 藍
8月15日(木) 20865 病室の窓開け放つ春の午後 桂
8月15日(木) 20866 胡蝶となりて消えうせし人 杏仁豆腐
8月15日(木) 20867 ふりしきる間宮海峡花の雨 晴
8月15日(木) 20868 荒ぶる舞台響く笛の音 Ray
8月15日(木) 20869 篝火で浮かび上がりし小面に 太陽の東 月の西
8月15日(木) 20870 ナチュラルメイクの雑誌眺める おはぎ
8月16日(金) 20871 君の後かけてゆきたいどこまでも みのり
8月16日(金) 20872 きっと素敵な華が咲くから 堺ちゃん
8月16日(金) 20873 太陽の東に黄金の島がある 小町
8月16日(金) 20874 シルクロードに砂の楼閣 わび太
8月16日(金) 20875 人形の恋したおもちゃの兵隊さん 静
8月16日(金) 20876 くるみを割って前歯ぽろりと 太陽の東 月の西
8月16日(金) 20877 セントラルパークのリスも冬支度 晴
8月16日(金) 20878 出窓を開けて描く水彩 黒豚
8月16日(金) 20879 断崖の水仙の香が波を呼び あおゆき
8月16日(金) 20880 東風吹きわたる明石海峡 杏仁豆腐
8月16日(金) 20881 借金の重みにたわむ橋いくつ あおゆき (高速道路建設是非論)
8月16日(金) 20882 ロケット発射すぐに墜落 Ray
8月16日(金) 20883 難題は思わぬところさるすべり 静
8月16日(金) 20884 弘法変換ミスで謝る 道草
8月16日(金) 20885 食うかいと讃岐うどんを勧められ 桂
8月16日(金) 20886 するするソバへ至近距離まで 晴
8月16日(金) 20887 お小姓のからくり人形茶を運ぶ 兎
8月16日(金) 20888 主自慢の懸崖の菊 桂
8月16日(金) 20889 牡鹿の声に遥かな君想う 兎
8月16日(金) 20890 オーロラ燃え立ち赤い炎に 静
8月16日(金) 20891 クリスマスツリーの元に包み置く Ray
8月16日(金) 20892 幼子答えいるねぜったい わび太
8月16日(金) 20893 道端にミミズゲジゲジダンゴムシ Ray
8月16日(金) 20894 earthquake大地のあくび あおゆき
8月16日(金) 20895 騒がずに津波の恐れありません 蕗
8月16日(金) 20896 ガンコ親父もはや年を取り みのり
8月16日(金) 20897 いろは坂旧車追い抜く新鋭車 むう
8月16日(金) 20898 たらこむすびが僕の好物 麦
8月17日(土) 20899 茣蓙しいてさあさ寅さん商売を 不用之助
8月17日(土) 20900 慈顔見守る軟東風の中 むう
8月17日(土) 20901 微笑んだお地蔵様に鷽参り 不用之助
8月17日(土) 20902 白梅の花薫る庭先 太陽の東 月の西
8月17日(土) 20903 母さんと覗く天体望遠鏡 むう
8月17日(土) 20904 向井千秋と宇宙交信 紫
8月17日(土) 20905 素敵だねノイズ混じりの君の声 むう
8月17日(土) 20906 菜の花畑染める夕暮れ みのり
8月17日(土) 20907 父病んで見舞い十里の道急ぐ 道草
8月17日(土) 20908 本当のこと話せないまま とろっぺ
8月17日(土) 20909 サマージャンボ3億円の大当たり 静
8月17日(土) 20910 うちの海では飛魚が跳ね 不用之助
8月17日(土) 20911 捨てたはずの恋文ポストに戻されて 麦
8月17日(土) 20912 文字の楔が痛いこの胸 みのり
8月17日(土) 20913 いやされるはずのふらここみつからぬ 静
8月17日(土) 20914 親にはぐれた仔猫一匹 霞
8月17日(土) 20915 桜しべ降り敷く道の夕明かり ミャーママ
8月17日(土) 20916 機音バタンゴトン聞こえて 静
8月17日(土) 20917 この惑星(ほし)を捨てる最後の宇宙船 あおゆき
8月17日(土) 20918 時空を越えた宝積み込み Ray
8月17日(土) 20919 つくづくと人の頭脳のすばらしさ 杏仁豆腐
8月17日(土) 20920 杏仁豆腐もうまいと思う あおゆき
8月17日(土) 20921 楊貴妃と不倫しちゃった夢をみて 柳雪
8月17日(土) 20922 冷房効かぬ今朝の地下鉄 小町
8月17日(土) 20923 エルニーニョ地球の気象狂わせて ひまわり
8月17日(土) 20924 青菜畑の蝶々いずこに 兎
8月17日(土) 20925 みーつけたお茶目なみっちゃんかくれんぼ ひまわり
8月17日(土) 20926 秘密いっぱい押入れの中 蕗
8月17日(土) 20927 おそろいで編んだ昔のセーターが のら
8月17日(土) 20928 袖の絡まる甘き感触 ひまわり
8月17日(土) 20929 夕さりて影幾重にも交わりぬ みのり
8月17日(土) 20930 蘇鉄の花にとどく潮騒 兎
8月17日(土) 20931 海めがけアチチアチチと誰も彼も とろっぺ
8月17日(土) 20932 一夏だけの恋の火遊び 蕗
8月17日(土) 20933 moonshineみたいな君を飲み干して あおゆき
8月17日(土) 20934 あまりの激しさカポネが呆れ 太陽の東 月の西
8月17日(土) 20935 プレスリー「監獄ロック」子守唄 不用之助
8月17日(土) 20936 眠れぬ俺はむかし若者 あおゆき
8月18日(日) 20937 微笑みとキザな台詞が似合うだろ 不用之助
8月18日(日) 20938 からす飛び立つ書割りの月 あづさ
8月18日(日) 20939 陰陽寮見習いの身に暮の秋 小町
8月18日(日) 20940 無能無才をうらむうそ寒 にゃん
8月18日(日) 20941 煮しめ食べ今年こそはと手をたたく ひろぶみ
8月18日(日) 20942 待ったなしとはこまる歩がない 静
8月18日(日) 20943 夕立にそれっとばかりに店じまい あづさ
8月18日(日) 20944 蟻の地獄も釜の蓋閉じ 道草
8月18日(日) 20945 万病に効くは草津の湯もみ唄 壽
8月18日(日) 20946 恋しい人の下駄の音聞く 不用之助
8月18日(日) 20947 告白をしたいできない月あかり ミャーママ
8月18日(日) 20948 襖隔ててみじろぎもせず Ray
8月18日(日) 20949 泥棒の根性尽きて震えだす 静
8月18日(日) 20950 硼酸団子の並ぶキッチン 麦
8月18日(日) 20951 虫愛ずる姫の眉毛はもじゃもじゃで のら
8月18日(日) 20952 私は私ひとはひとだわ ミャーママ
8月18日(日) 20953 たまちゃんは多摩川域の住人に 不用之助
8月18日(日) 20954 両国橋の花火なつかし 晴
8月18日(日) 20955 屋根の上恋のいくつか思い出す 静
8月18日(日) 20956 流星今は確かなあなた あおゆき
8月18日(日) 20957 角隠し涙隠して高砂や のら
8月18日(日) 20958 鬼の背筋のピンと張りきり 小町
8月18日(日) 20959 面接のリハーサルする桃太郎 赤鈴
8月18日(日) 20960 「雇用均等」空に描いて ばび
8月18日(日) 20961 未来へと夢を託してかかる虹 ひまわり
8月18日(日) 20962 緑とブルーはるかなるゴッホ 風
8月18日(日) 20963 旅に病み咳声喉の薬買う 不用之助
8月18日(日) 20964 売出し中の新人の歌手 蕗
8月18日(日) 20965 ささやかな心づかいに涙ぐむ みのり
8月18日(日) 20966 妻がゴメンと書いた弁当 ジュン
8月19日(月) 20967 惣菜の一つ一つが田舎味 ひろぶみ
8月19日(月) 20968 渋滞覚悟の高速に乗る にゃん
8月19日(月) 20969 後ろへは引き返せない今の僕 ひまわり
8月19日(月) 20970 ますます意固地になって来た爺 紫
8月19日(月) 20971 木犀の小花はらりと散りぬれば みのり
8月19日(月) 20972 空に一朶の雲浮かぶ朝 静
8月19日(月) 20973 ダニューブとドナウが同じ河と知る 道草 (中央ヨーロッパに洪水)
8月19日(月) 20974 災害にあう中世の街 未悠
8月19日(月) 20975 巻き戻す時は豊かで美しい ひわ
8月19日(月) 20976 むかし青函連絡船に 静
8月19日(月) 20977 客室の鍵がなかなか開かなくて 未悠
8月19日(月) 20978 夜空に冴える有明の月 はやお
8月19日(月) 20979 重すぎる十二単を脱ぎ捨てて あおゆき
8月19日(月) 20980 ダイアナ妃でも離婚している 不用之助
8月19日(月) 20981 よく当たる占い師には列ができ 蕗
8月19日(月) 20982 国籍不明の扮装に凝る にゃん
8月19日(月) 20983 お茶漬けにタバスコかけて食う息子 のら
8月19日(月) 20984 ゴジラと対決するメカゴジラ にゃん
8月19日(月) 20985 稲妻が天を斜めに切り裂いて 霞
8月19日(月) 20986 気ばかり焦りのがすバーディー わび太
8月19日(月) 20987 一打差でビールぐーんと旨くなり 不用之助
8月19日(月) 20988 ハイレグ水着ちょっと目の毒 黒豚
8月19日(月) 20989 若旦那にわかの面を付けて出て ジュン
8月19日(月) 20990 秘湯を守る深山の宿 むう
8月19日(月) 20991 心根の澄みし者だけ導かれ カンちゃん
8月19日(月) 20992 今年も茂る盆の草取り むう
8月19日(月) 20993 庭ござのままごとで盛る赤まんま ジュン
8月19日(月) 20994 可愛い尽くし新妻の趣味 むう
8月19日(月) 20995 朝空手昼間はダンス夜は蝶 にゃん
8月19日(月) 20996 上海帰りホント疲れて むう
8月19日(月) 20997 お盆明け背広が重い月曜日 柳雪
8月19日(月) 20998 不景気風を飛ばす颱風 むう
8月19日(月) 20999 この恋も涙に濡れてしまうのか みのり
8月19日(月) 21000 ハートの形のゼリーきらきら あづさ おめでとう!
8月19日(月) 21001 嫌いとか好きとか「の」の字書く畳 小町 尻取りstar
8月19日(月) 21002 たたみかけてく歌仙尻取り むう
8月20日(火) 21003 とりどりに色鮮やかな夾竹桃 みのり
8月20日(火) 21004 苦闘するほど出来はいまいち にゃん
8月20日(火) 21005 まいっちゃう競争率が激しくて むう
8月20日(火) 21006 わがテリトリー守る川鮎 あおゆき
8月20日(火) 21007 歩み去る背中ににじむ自負の色 にゃん
8月20日(火) 21008 論より「KUSARI」ほんまでっかと 不用之助
8月20日(火) 21009 隣村爺ちゃんちまでチャリンコで 紫
8月20日(火) 21010 電話ボックスまだ青電話 ひろぶみ
8月20日(火) 21011 ご連絡お待ちしますと涙声 にゃん
8月20日(火) 21012 駅から一人帰る月の夜 蕗
8月20日(火) 21013 ツキのよさ味方につけた九月場所 にゃん
8月20日(火) 21014 ショービジネスに見る舞台裏 ひわ
8月20日(火) 21015 恨み超え嫉みを超えて通行人 道草
8月20日(火) 21016 人形のよういつもスマイル 未悠
8月20日(火) 21017 まいるよなぁ朝の挨拶「アイシテル」 とろっぺ
8月20日(火) 21018 医師照実(てるざね)は威厳を作り 柳雪
8月20日(火) 21019 栗飯の香りの中で瞑想す 霞
8月20日(火) 21020 すべての憂さを隠す月光 晴
8月20日(火) 21021 高原の草の錦に牛の群 兎
8月20日(火) 21022 零落招く世襲日ハム わび太 (日本ハム偽装牛肉問題)
8月20日(火) 21023 息子より孫かわいさに目がくらみ Ray
8月20日(火) 21024 蔵店行っておもちゃ見せたり 静
8月20日(火) 21025 タリバンの某氏隠るる岩山に Ray
8月20日(火) 21026 逃げ足はやいチャバネゴキブリ ミャーママ
8月20日(火) 21027 ブリッ子の振りしてすがる彼の胸 ええ一
8月20日(火) 21028 宗男議員は元気なのかな キリマンジャロ
8月20日(火) 21029 かなかなのもう鳴いている九十九折り 桂
8月20日(火) 21030 オリーブの実と山羊のチーズと 小町
8月20日(火) 21031 とりあえずできることから片づける Ray
8月20日(火) 21032 ルーペの奥の証拠物件 カンちゃん
8月20日(火) 21033 検察の鋭い指摘容疑者は 太陽の東 月の西
8月20日(火) 21034 晴れのち曇り変わる天候 桂
8月20日(火) 21035 広辞苑PCソフトに身をやつし とろっぺ
8月20日(火) 21036 白い肌触れ殺す感情 不用之助
8月20日(火) 21037 嫋々と琵琶の語りも終わりゆく おはぎ 尻取りend
8月20日(火) 21038 メビウスの輪のドーナツ食べる あおゆき
8月20日(火) 21039 手と手と手つないで指の花が咲く 静
8月20日(火) 21040 小鳥が一羽ついと飛び出す 蕗
8月21日(水) 21041 わたつみのいろこの宮の青き翳 にゃん
8月21日(水) 21042 光あふれるアトリエの朝 あづさ
8月21日(水) 21043 目の前の扉を開く音がする みのり
8月21日(水) 21044 どんな笑顔を用意しましょか ひわ
8月21日(水) 21045 母さんは嬉しいときも涙顔 とろっぺ
8月21日(水) 21046 小さき拳肩叩く時 のら
8月21日(水) 21047 コツコツと啄木鳥登る牧の木々 晴
8月21日(水) 21048 秋風まといジョギングの人 霞
8月21日(水) 21049 何もかも許してしまう時もある みのり
8月21日(水) 21050 波に打たるる岩の優しさ あおゆき
8月21日(水) 21051 洞窟の裸電球下がる風呂 蕗
8月21日(水) 21052 秘境の旅館盃を重ねて 未悠
8月21日(水) 21053 松阪のブランド牛か食べ悩む 不用之助 (牛肉偽ブランド事件)
8月21日(水) 21054 偽バッグでもわいた愛着 わび太
8月21日(水) 21055 カジュアルに着こなせば空青く澄み カンちゃん
8月21日(水) 21056 誰が吹くのか牧の草笛 兎
8月21日(水) 21057 ときめきの二人の午後のプレリュード 道草
8月21日(水) 21058 にわか雨きて傘もささずに 赤鈴
8月21日(水) 21059 蟷螂の斧ふりかざす草の陰 蕗
8月21日(水) 21060 舞鯛煮込んで酒の肴に 不用之助
8月21日(水) 21061 妻の背がどこかピリピリ要注意 Ray
8月21日(水) 21062 変わるもんかと外務省言い 不用之助
8月21日(水) 21063 芸名を平仮名にした演歌歌手 みのり
8月22日(木) 21064 百人一首カルタの競技 紫
8月22日(木) 21065 綱引きの大空を見る顔の位置 ひわ
8月22日(木) 21066 あのそらを飛ぶ鳥になれたら 不用之助
8月22日(木) 21067 水底の人魚が流す真珠玉 晴
8月22日(木) 21068 波にもまれてたどり着く岸 霞
8月22日(木) 21069 弘法の説法されしと碑に 麦
8月22日(木) 21070 水争いは遠い日のこと キリマンジャロ
8月22日(木) 21071 まどろめば夢の中まで蝉時雨 霞
8月22日(木) 21072 君の名前を呼び続けてる カンちゃん
8月22日(木) 21073 出会い系サイトで拾った良縁も のら
8月22日(木) 21074 フリーウェイのAmber Alert 小町
8月22日(木) 21075 蓄音機主人の声に首傾げ Ray
8月22日(木) 21076 大あくびする百獣の王 小町
8月22日(木) 21077 支持率は無視して今日もプレスリー ええー
8月22日(木) 21078 自衛ブルースハッツゥスリーフォー 道草
8月22日(木) 21079 手段なき手法ペイオフ金利ゼロ 不用之助
8月22日(木) 21080 ポストバブルは下げ止まりつつ Ray
8月22日(木) 21081 春朧あなたが浮かぶ露天風呂 不用之助
8月23日(金) 21082 背中の竜に花がはりつき 兎
8月23日(金) 21083 いにしえの騎士高らかに愛を告げ おはぎ
8月23日(金) 21084 夕陽に死んだ君は童貞 藍
8月23日(金) 21085 今何かコツンと轢いた夜の道 紫
8月23日(金) 21086 イタチゴッコの捜査難航 小町
8月23日(金) 21087 コジャックに似た父さんのハゲ頭 ええ一
8月23日(金) 21088 水面の光風が散らして ひわ
8月23日(金) 21089 カリヨンのひびき懐かし運河ゆく 風
8月23日(金) 21090 蘭学修めた曽祖父の文 道草
8月23日(金) 21091 算術になってしまった医を嘆き キリマンジャロ
8月23日(金) 21092 はりきるお稲我が当たり役 未悠
8月23日(金) 21093 陽と雨と風に感謝の想い込め カンちゃん
8月23日(金) 21094 花野に続く一筋の道 霞
8月23日(金) 21095 稲束を山と積み上げ馬車が行く 兎
8月23日(金) 21096 寝覚めれば月飲み干せば夢 小町
8月23日(金) 21097 山頭火己れの影と対峙して 霞
8月23日(金) 21098 笠の陰から鬚がちらちら キリマンジャロ
8月23日(金) 21099 どぜう鍋豆腐に頭突っ込んで のら
8月23日(金) 21100 そんな照れ屋の君が好きだよ みのり
8月23日(金) 21101 あんなにも迷ったあげくがポイ捨てと 太陽の東 月の西
8月23日(金) 21102 後で知りえたプレミア価格 カンちゃん
8月23日(金) 21103 酔えばまた毎度おなじみ同じネタ Ray
8月23日(金) 21104 穴子烏賊ウニ秋刀魚に鱸 ひろぶみ
8月23日(金) 21105 名月に下手な俳句をひねり出し 黒豚
8月23日(金) 21106 漏れる蛇口の替えるパッキン ええ一
8月23日(金) 21107 内緒ってあんなに念を押したのに みのり
8月23日(金) 21108 駅前広場配る号外 ええ一
8月23日(金) 21109 犯人の逮捕時間の問題と キリマンジャロ
8月23日(金) 21110 心盗んだ彼はいずこに 柳雪
8月24日(土) 21111 風吹けばぶらんこ揺れてまたひとり みのり
8月24日(土) 21112 柱時計があくび始める 赤鈴
8月24日(土) 21113 畑買い自給自足の生活を 紫
8月24日(土) 21114 間引きニンジンジャムもうまいよ 道草
8月24日(土) 21115 ルナールのそばかす坊やに会えそうで ひわ
8月24日(土) 21116 しみをつくらず色白になり 太陽の東 月の西
8月24日(土) 21117 開きゆくカサブランカの香る部屋 みのり
8月24日(土) 21118 日差しさえぎる午後のカーテン のら
8月24日(土) 21119 鰯雲気ままに生きて行くと決め キリマンジャロ
8月24日(土) 21120 歌合戦に鉦たたく虫 晴
8月24日(土) 21121 懐かしの学生街の喫茶店 のら
8月24日(土) 21122 暮らした下宿跡形もなく とろっぺ
8月24日(土) 21123 花の名を知りたがるのは君ゆずり みのり
8月24日(土) 21124 面会時間刻々と過ぎ 藍
8月24日(土) 21125 監獄の小さい窓の青い空 ミャーママ
8月24日(土) 21126 煌く星をかんざしにする 不用之助
8月24日(土) 21127 二枚目の裏は必殺仕事人 ええ一
8月24日(土) 21128 こんがらがった掛け持ちの恋 不用之助
8月25日(日) 21129 蜘蛛の巣に絡め取られた獲物たち みのり
8月25日(日) 21130 益虫なのに気味悪がられ 未悠
8月25日(日) 21131 「いい人」に徹した末の成れの果て みのり
8月25日(日) 21132 祝儀袋を百均で買う ひわ
8月25日(日) 21133 存在を改めて知る五円玉 キリマンジャロ
8月25日(日) 21134 御縁あるのか占いをする 不用之助
8月25日(日) 21135 仏滅に式を挙げるはクリスチャン のら
8月25日(日) 21136 敗戦の民掴んだ自由 ジュン
8月25日(日) 21137 力とは心に宿るものなりき みのり
8月25日(日) 21138 夏の光を点描にのせ 白石
8月25日(日) 21139 ゆらゆらと肌のゆらめく露天風呂 キリマンジャロ
8月25日(日) 21140 憂きこと全てITがらみ のら
8月25日(日) 21141 焦ることないよ宇宙は大きいさ 小町
8月25日(日) 21142 庭の片隅ひとり秋桜 柳雪
8月25日(日) 21143 鬼の子と約束してるかくれんぼ 小町
8月25日(日) 21144 柿を食べたのどうか内緒に 兎
8月25日(日) 21145 留守番の小僧三人ぶすを嘗め ジュン
8月25日(日) 21146 山門の上古い扁額 蕗
8月25日(日) 21147 巻紙で届く便りをやっと読む ジュン
8月25日(日) 21148 エプロンキリリビールキリキリ 道草
8月25日(日) 21149 干し畳歩き寝転びいい感じ とろっぺ
8月25日(日) 21150 孫悟空も雲のお掃除 あおゆき
8月25日(日) 21151 CO2削減努力お願いと 不用之助
8月25日(日) 21152 沈んでしまう故郷の島 蕗
8月25日(日) 21153 散る花の行方も知れぬ春霞 みのり
8月25日(日) 21154 弾む心にショール軽やか 道草
8月26日(月) 21155 又朝寝した君を待つ駅の前 紫
8月26日(月) 21156 あとがきばかり繰り返し読む おはぎ
8月26日(月) 21157 輪唱の聞こえる窓辺風清か ひわ
8月26日(月) 21158 冷たく澄んだ水の一掬 道草
8月26日(月) 21159 大がめの上にひろがる京のまち とろっぺ
8月26日(月) 21160 串団子売る終い弘法 麦
8月26日(月) 21161 蹴り上げたサッカーボール迷いこみ 未悠
8月26日(月) 21162 江戸の本所へタイムスリップ ミャーママ
8月26日(月) 21163 遠山の金さんに遇う花吹雪 キリマンジャロ
8月26日(月) 21164 嘘より痛い真実もあり カンちゃん
8月26日(月) 21165 好きだとは心の中で思っても はやお
8月26日(月) 21166 いつ渡れるの開かぬ踏切り 小町
8月26日(月) 21167 男女間深くて暗い河がある はやお
8月26日(月) 21168 口ずさみつつ呷るバーボン 霞
8月26日(月) 21169 明日から旅に出ますと戸に貼って 蕗
8月26日(月) 21170 天を仰いだ烏骨鶏飛ぶ 不用之助
8月26日(月) 21171 絵日記によく出来ましたと花丸が のら
8月26日(月) 21172 20年ぶり友と再会 芳梅
8月26日(月) 21173 不覚にもホームの隅で酔いつぶれ にゃん
8月26日(月) 21174 すこし汚した白いスカート 藍
8月26日(月) 21175 婆さんが拾って帰るデカイ桃 ええ一
8月26日(月) 21176 土産物屋に美味いものなし 蕗
8月26日(月) 21177 核心に触れないように変えれるの? 不用之助
8月26日(月) 21178 水面の星の波紋に消える あおゆき
8月26日(月) 21179 鳴沙山めざし駱駝の肩並べ 晴
8月26日(月) 21180 幼子眠るはるか時超え にゃん
8月27日(火) 21181 しんしんと音も無く降る牡丹雪 みのり
8月27日(火) 21182 互いに御慶屋根の上から あづさ
8月27日(火) 21183 再会へ塗り潰してくカレンダー ひわ
8月27日(火) 21184 地酒地魚旧友を待つ とろっぺ
8月27日(火) 21185 体より重い鞄が重鎮に 不用之助
8月27日(火) 21186 旅慣れた彼デイパックにて のら
8月27日(火) 21187 山頂へミニスカートとサンダルで とろっぺ
8月27日(火) 21188 あっけにとられ笑い翡翠 キリマンジャロ
8月27日(火) 21189 びいどろのグラスに注ぐアイスカフェ 未悠
8月27日(火) 21190 故郷見下ろす機内サービス ええ一
8月27日(火) 21191 ふらここを漕いですっかり酔い心地 キリマンジャロ
8月27日(火) 21192 たんぽぽの種西へ東へ のら
8月27日(火) 21193 ミスチルの好きだった彼思い出す あおゆき
8月27日(火) 21194 コーヒーシュガー今も半分 芳梅
8月27日(火) 21195 大学の側の蕎麦屋の老いた犬 はやお
8月27日(火) 21196 研究室の優曇華うろんげ 小町
8月27日(火) 21197 疑うな赤き心の熱き火を はやお
8月27日(火) 21198 ゴッホがもしもねぶた描いたら 小町
8月27日(火) 21199 キホーテやジャンヌ・ダルクが練り歩く とろっぺ
8月27日(火) 21200 してやったりと笑ってる神 はやお
8月27日(火) 21201 ”〜らしさ”脱ぎきみだけのきみどこまでも あおゆき
8月27日(火) 21202 もう偽りの嘘はつかない みのり
8月27日(火) 21203 恋実りアルカイックな口の端 道草
8月27日(火) 21204 封書一通夏の終わりに 風
8月27日(火) 21205 男の名でもどう見ても女文字 ミャーママ
8月27日(火) 21206 天眼鏡で眼鏡橋みる 不用之助
8月27日(火) 21207 水の輪に映る青空いわし雲 とろっぺ
8月27日(火) 21208 つみれ汁には生姜利かせて Ray
8月27日(火) 21209 姑からバトンタッチの厨事 桂
8月27日(火) 21210 思い馳せてる敦煌の旅 藍
8月27日(火) 21211 熱砂にて水求むごと君が欲し あおゆき
8月27日(火) 21212 人妻だから時間頂戴 赤鈴
8月28日(水) 21213 もぎたての赤きトマトをひと齧り 小町
8月28日(水) 21214 駈け込む小屋を包む夕立 紫
8月28日(水) 21215 うそだろう?十三日だ金曜だ にゃん
8月28日(水) 21216 言葉の罠にはまるのは誰 みのり
8月28日(水) 21217 さわさわと秋の風吹く港町 ひわ
8月28日(水) 21218 ファイナルコールひびくラウンジ 風
8月28日(水) 21219 再会の契りは胸にリフレイン 晴 (桐)
8月28日(水) 21220 花束抱いて急ぎくるひと 霞 (磯菊)
8月28日(水) 21221 用事済み連絡船に飛び乗って はやお (菫)
8月28日(水) 21222 今日は母の日回り道する Ray (向日葵)
8月28日(水) 21223 遥かなる彼方の君を未練げに キリマンジャロ (蓮華,れんげ)
8月28日(水) 21224 バラモン教に宗旨変えして 小町 (薔薇)
8月28日(水) 21225 草原はmicrocosmos(小宇宙)満ちあふれ あおゆき (コスモス)
8月28日(水) 21226 生命(いのち)の証し雨に息づく 道草 (アカシア)
8月28日(水) 21227 春風に歌いつつゆく散歩道 桂 (露草)
8月28日(水) 21228 我もこうして物思うなり はやお (吾亦紅)
8月28日(水) 21229 脛に疵もつ身も坐して寺の縁 桂 (ミモザ)
8月28日(水) 21230 シャツのボタンがひとつずれてる 霞 (牡丹)
8月28日(水) 21231 初デートごめんなさいねリアカーで 道草 (サイネリア)
8月28日(水) 21232 街道筋を急ぐ宅配 はやお (海棠)
8月28日(水) 21233 チャイム聞きようこそという九官鳥 桂 (桔梗)
8月28日(水) 21234 今晩おひま割引券あり 小町 (ひまわり)
8月28日(水) 21235 胸弾み急な勾配駆け登る 霞 (紅梅)
8月28日(水) 21236 狼狽してる老いの心臓 キリマンジャロ (蝋梅)
8月28日(水) 21237 ワンコール浅い眠りを揺り起こす とろっぺ (合歓,ユリ)
8月28日(水) 21238 白い砂浜茄子紺の空 のら (ハマナス)
8月28日(水) 21239 富士山を見つつコーヒー朝香る Ray (藤,朝顔)
8月28日(水) 21240 いと深き味歳月を経て とろっぺ (アジサイ)
8月28日(水) 21241 廻し撫で四股を踏んでる横綱も 不用之助 (撫子)
8月28日(水) 21242 不用之助が仕切る取り組み にゃん (芙蓉)
8月28日(水) 21243 宴会は芸当見せる人気者 とろっぺ (葉鶏頭)
8月28日(水) 21244 襟の字有無で決まる階級 カンちゃん (エリンジュ―ム)
8月28日(水) 21245 ひっそりと消してしまった過去があり 藍 (芥子)
8月28日(水) 21246 勢いあまりリスキーな賭け とろっぺ (アマリリス)
8月28日(水) 21247 開店のセールに主婦連行列し 桂 (れんぎょう)
8月28日(水) 21248 瀬戸の砂浜夕日が映える ひわ (浜木綿)
8月28日(水) 21249 われ一人静かに時の過ぎる家 とろっぺ (一人静)
8月28日(水) 21250 ペットの兎素麺が好き 兎 (鷺草)
8月28日(水) 21251 かくれんぼたんていごっこのお友達 とろっぺ (牡丹)
8月28日(水) 21252 電車のネジばなんで巻かんの? 兎 (捩花)
8月28日(水) 21253 ダリ焦りあと珪藻土掘り探す あおゆき (ダリア,アゼリア,時計草)
8月28日(水) 21254 知ら〜ん顔の猫はお昼ね 晴 (シラー)
8月28日(水) 21255 君のもと行きつ戻りつ辻地蔵 とろっぺ (ツツジ)
8月28日(水) 21256 儂もフリーじゃ、茶でもどうです? おはぎ (フリージア)
8月28日(水) 21257 不景気で人手があまりリストラよ なな (アマリリス)
8月28日(水) 21258 この味最高とれたてリンゴ 紫 (紫陽花)
8月29日(木) 21259 時間無いけれどお花を差し上げたい 小町 (カンナ)
8月29日(木) 21260 ミャ−ママさんの幸を祈らん 晴 (蘭)
8月29日(木) 21261 暑気払いチリンと風鈴生ビール 道草
8月29日(木) 21262 烏賊の煮込みが好きな小坊主 未悠
8月29日(木) 21263 ただの絵が実体化する白昼夢 あづさ
8月29日(木) 21264 嘘か真かじっと確認 太陽の東 月の西
8月29日(木) 21265 食材を信じて今日もお買い物 ひわ
8月29日(木) 21266 たまには神も祈られ迷惑 あおゆき
8月29日(木) 21267 はしゃぎ過ぎお祭り男腑が抜けて とろっぺ
8月29日(木) 21268 蛸なますにはもう少し酢を キリマンジャロ
8月29日(木) 21269 あんぱんが一つジーパンからポロリ ええ一
8月29日(木) 21270 ホームレスにも夢はあるのさ キリマンジャロ
8月29日(木) 21271 寝ころんで見上げる空に流れ星 霞
8月29日(木) 21272 十七文字をしまうポケット 桂
8月29日(木) 21273 最新のノートパソコン持ち歩き 未悠
8月29日(木) 21274 山の手線を逆回りする 霞
8月29日(木) 21275 振り出しに戻ってばかり拉致疑惑 キリマンジャロ
8月29日(木) 21276 親と子遠く隔つ海原 とろっぺ
8月29日(木) 21277 ジョリジョリとアタシの髭を夜に剃る 小町
8月29日(木) 21278 頭に植えてみてはどうかと キリマンジャロ
8月29日(木) 21279 里山を守ろう会はボランティア 桂
8月29日(木) 21280 賽の河原できょうも石積み はやお
8月29日(木) 21281 言わずとも年を重ねて見えてきて 不用之助
8月29日(木) 21282 わしの眼鏡はどこにあるんじゃ のら
8月29日(木) 21283 指さして教えられればすぐそばに Ray
8月29日(木) 21284 羽音ぶんぶんデカイ蜂の巣 芳梅
8月29日(木) 21285 狐草土手いっぱいに白く咲き 未悠
8月29日(木) 21286 騙されたのにいまだ夢見し 太陽の東 月の西
8月29日(木) 21287 ホトトギス鳴く音を聞けば我も泣く Ray
8月29日(木) 21288 森の命を削る万博 カンちゃん
8月29日(木) 21289 環境の配慮違った物差しで 不用之助
8月29日(木) 21290 女性専用列車お目見え カンちゃん
8月29日(木) 21291 告白をする段取りで彼の傍 赤鈴
8月29日(木) 21292 荒い鼻息飼い主に似て 不用之助
8月29日(木) 21293 金ばかりかかり過ぎてと腹を立て 太陽の東 月の西
8月30日(金) 21294 捨ててしまった赤いペデュキア みのり
8月30日(金) 21295 拾い読みスクラップから友の声 ひろぶみ
8月30日(金) 21296 フラッシュバックそれいゆの頃 道草
8月30日(金) 21297 半風子猫ノミたちもあわててる 未悠
8月30日(金) 21298 溜めた宿題家族総出で ひわ
8月30日(金) 21299 赤々と九月野の花曼珠沙華 風
8月30日(金) 21300 彼岸から来て咲く葉なき花 とろっぺ
8月30日(金) 21301 川べりを言葉探してゆくふたり みのり
8月30日(金) 21302 ユリイカ互いの唇のうえ あおゆき
8月30日(金) 21303 クォヴァディスと君は最後につぶやいた カンちゃん
8月30日(金) 21304 時雨降る夜駅の改札 Ray
8月30日(金) 21305 雑居ビル連絡網は1階に 小町
8月30日(金) 21306 いつの間にかにおもう壺あり 不用之助
8月30日(金) 21307 明石焼きおだしに葱をたっぷりと 小町
8月30日(金) 21308 牡蠣と豆腐もよく煮えていて Ray
8月30日(金) 21309 残りもの同士一緒に二十年 とろっぺ
8月30日(金) 21310 時の長さにいつしか秋と 太陽の東 月の西
8月30日(金) 21311 茜さす器に溶けるひとり言 みのり
8月30日(金) 21312 カサブランカは何もしらない あおゆき
8月30日(金) 21313 港町きょうも酒場のピアノ鳴り 兎
8月30日(金) 21314 ドラの響きが別れを急かす ひわ
8月30日(金) 21315 再見といったはなから忘れ物 あおゆき
8月30日(金) 21316 螺旋階段ゆきつもどりつ ええ一
8月30日(金) 21317 サスペンス好きでも僕は怖がり屋 なな
8月31日(土) 21318 ポアロの列車東へ向かい 未悠
8月31日(土) 21319 山羊たちが並んでこちら見てる丘 藍
8月31日(土) 21320 小さな靴音跳ねて夕暮れ にゃん
8月31日(土) 21321 かくれんぼ私ひとりが残されて ひわ
8月31日(土) 21322 詩人のお相手磯のじゃんけん 道草
8月31日(土) 21323 深海に夢を求めてベルヌ行く 未悠
8月31日(土) 21324 八十日間世界一周 Ray
8月31日(土) 21325 気がつけば過去世の時もここに我 はやお
8月31日(土) 21326 姉の仕草に母の癖見ゆ 芳梅
8月31日(土) 21327 偏差値は50を出たり入ったり のら
8月31日(土) 21328 棚のへちまが風にゆらゆら 小町
8月31日(土) 21329 「おーい雲どこさいくだ」と鰯売り 不用之助
8月31日(土) 21330 蜻蛉の羽がきらりと光る あおゆき
8月31日(土) 21331 竿の先とまっているよ釣れなくて とろっぺ
8月31日(土) 21332 欠伸ばかりで過ぎる永き日 キリマンジャロ
8月31日(土) 21333 うつるもの足の水虫貧乏性 とろっぺ
8月31日(土) 21334 鏡の中のわれにため息 あおゆき
8月31日(土) 21335 ありの巣の観察日記挫折して 太陽の東 月の西
8月31日(土) 21336 夏休みもう残り少なく ええ一
8月31日(土) 21337 UVとAV分ける知恵もつき 不用之助
8月31日(土) 21338 バージョンアップのソフト発売 桂