めぎつね
575,77は原則です。連句では特に下句の字余り・字足らずは、つぎの人へのリズムがこわれるので極力避けましょう。(なお、575、77は、書いた字数ではなく、声にだしたときの音数です。例 シャシン(3音))
連句の中の句は付け句であっても、575句も、77句も一句が独立して意味を完結させなくてはいけない−−という基本です。
*この付け句は前句がないと何を「もらって」かわからないので、これは前句に意味をよりかかっているので、×です。
切れ字は発句で使うもので、付け句では使いません([連句KUSARI]はすべて付け句ですね)。初心のかたはとりあえず「や、かな」を避けておいてください。「切れ字」という概念は発句・俳句の根本理念にかかわることで議論も多く、なかなか難しいのです。
伝統的な作法では七七句の下の七音のリズムが4−3になるのを、四三(しさん)といって嫌ってきました。リズムの座りが悪く、つぎの句への流れが損なわれるという考えです。
こういうとき、私たちはちょっとマズイナと考えてこう直します。
座りがよく決まるでしょう。連句になれてきて、内容だけでなくリズムにも気を付ける余裕が出てきたら、句を作るときに参考にしてみてくださいな。但し、このBBSでは四三(しさん)を禁じてはいません。実は四三でもリズムを保てる場合もあるし、四三でなくては表現できない内容もあります。クラシックなリズム感をわざとこわす新しさもあるかもしれませんから。白状すると、私自身は永いことしつけられてきましたので、よほどの強い意識がないと四三の句はできません。敢えてやるのは二年に一度くらいかな?
鎖連句は定数連句ではありません。歌仙などのように型式、構成がありません。従って、月(天体の月)の座、花(賞美の花。ふつうは桜の花)の座も決まってないし、恋の決まった出所もありません。そのときの流れや、前句から発想して自然に月の句、花の句をどうぞ。
恋がしたかったら、どうぞいつでも。ただ、人生の花である恋の句は、たいせつに楽しみましょう。なるべく1句だけですてないで、恋が呼び出されたら、つぎのひとは受けましょう。これは一応のエチケット。
連句、俳句の常識では季節句は季語を使った句。季語のない句は雑(無季)の句です。季語をご存じないかたは季語集・季寄せ・歳時記をご参照ください。お勧めは「連句俳句季語辞典 十七季(三省堂)東明雅・丹下博之・佛淵健悟共編」。でも、くれぐれも、「季語」だけに寄りかかったつまらない句をでっちあげないように。季語は季節感があってこそ。付け句は、いつも前句から発想しましょう。既存の季語は現代に通用するか。ある単語にある季節を固定する、季語という概念そのものへの疑問ーーなどの問題提起もこのBBSでされていますね。これからみんなでじっくり考えていきましょう。
歌仙などでは春、秋は三句以上、夏は1,2句続けるという決まりがありますね。この[連句KUSARI]では、今のところ季節の句数については自由にしています。
連句ではふつう季節句と季節句の間には雑(無季)の句がはいって、変化していきます。
このとき春ー夏ー秋ー冬という四季の順番は、連句では関係ありません。
ただし、雑をはさんで同じ季節は続けないのが常識になっています。連句は「変化」がたいせつなのです。でも、このインターネットKUSARIでは、前の季節をさかのぼって句を確認するのにかなり手間取りますから、同季節も5句くらい間を置けばいいことにしましょう。
9の原則のように雑(無季)の句をはさまずに、直接四季が移ってしまうことを「季移り」といいます。意味上、無理なことが多いのですが、矛盾がなければ×ではありません。
クリスマスにアイスクリームをなめるのありえますから、夏へ季移りしたということになります。このアイスクリームの次の句は夏でも雑(無季)でもいいです。ただし冬には戻らないように。
CF.月は一年中あるので昔から季移りによく使われています。
麻呂が月袖に鞨鼓をならすらん (月 秋)同じ季節(四季)の句つづき (例、春―春―春)の中で、季節感が戻ってしまうことをいいます。わかりやすい例でいえば桜の句のつぎに梅の花の句を付けるのが季戻りで、確かに変でしょう? 例をあげます。
ともに春ですけれど、桜の花雪洞(晩春)に頬を染めている人が旧暦二月の行事であるお水取り(初春)へ誘われるのはおかしいですよね。
同季の季語は、山笑う春ーなどわかりきっていることを重ねるのは句としてよくありませんね。ただし意味しだいです。柳桜をこきまぜたりする句は連句によく出てきます。
違う季節の季語を使う場合も意味で判断します。
べた付けの句(前句とぴったり付いている句)は、連句、付け句に馴れてないころは多いものです。この[連句KUSARI]は時々ありますね。付かない句よりはいいです。でも流れはとまりますので次の人が転じに苦労します。
1.に2.は晴れの日に結婚式でベタ付け。こんな時つぎの人は、意識的にエイヤッと、この3.みたいに転じてください。
もちろん馴れたらあまりベタ付けしないようにね。つぎの人を思いやるのも連句の心です。
―――「すりつけ」.×ではないが 全く同じ単語「さわやか」に「さわやか」とか「春雨」に「春灯」をつけたりするのは付け句として意味がだぶりますからかんべんね。ただ、同字(簡単ーに単語 とか、せんべい布団に団子とか)、同種素材(食べ物に食べ物、動物に動物 植物に植物など)は、、ウチコシでは×ですけど、隣の句では「すりつけ」といって、寛容です。あまり歓迎はされませんけど。 但し、色名に色名(例 赤に青)を付けるのは「色立て」といって、テクニックのひとつです。
いけないわけではないけれど、つまらないですよね。みんなのイメージに印象が残る言葉ですから。あ、ひとの句を読んでないなーーと思われるよ!
転じてるか転じてないか、議論したら難しいですね。けっきょくは仲間の知性と感性での判断ですよね。はっきり転じてない例をあげます。
出会った彼と結婚式をあげ結局成田離婚になってしまうと、同じ主人公の続いた物語。13の例の転じてる例と比べてください。
春雨――傘――雪では、どうも景色が元へ戻ってしまうでしょう。
例C1.と3.は冷蔵庫にはいっているものですから、付けの発想が繰り返しになってるでしょう。
「障り」「差し合い」とは連歌俳諧用語で、「イケナイこと」です。式目(ルール)違反をいいます。
「ウチコシの障り」はウチコシ(打越)にイケナイ問題があること。
単語からチェックする伝統的な方法です。これまでの連句のものの見方の基本でもあります。
*同じ素材 たとえば16の例Bは「春雨、雪――降り物のウチコシでいけない」と言います。ウチコシ句に同素材を使っているとたいてい転じませんよね。
芭蕉の弟子立花北枝が考案したといわれ、蕉風伊勢派に伝わる転じの方法論です。
各句を自、他、場、自他半の4種類に分析して、同じ種類(自―自)(他−他)などがウチコシにこないようにします。
知っておくととても便利ですが、無理に分類したり、こだわりすぎないようにね。
ニックネーム、メールアドレス、本文。どれか一つでも記入がないと投稿されません。メールアドレスを毎回打ちこむのが面倒なら、コピー&貼りつけを使うかアドレスを単語登録してしまうと楽です。どうしてもうまく行かない時は、スタッフ宛<kon@bk.iij4u.or.jp>にメール頂ければご相談にのります。
同じ発言を何回も入れてしまったり、番号を間違えたり。ついうっかりやってしまってもあまり気にしないで下さい。どうしても思うような投稿ができない時はBBS上で助けを求めてください。こちらでなるべくお助けしますし、通り掛かりの人もきっとちからになってくれます。同じ投稿を二重にしてしまった場合などは随時こちらで削除します。
付け句には勿論改行をいれてください。コメントについては改行はいれなくても画面の右端で自動的に折り返します。ここでは画面でたくさんの発言や句が見られるように、なるべくコメントは詰めて、改行も最小限で書いていただくようにお願いします。なお、改行のみの空白行は自動的に詰めるようになっています。
コピー&貼付けを使いましょう。引用したい句の先頭へカーソルを持っていってマウスの左キーを押したままでずるずると文末まで引っ張ります。コピーしたい範囲の色が反転したら手を離して、インターネットエクスプローラーなどのメニューから、「編集」>「コピー(複写)」を選びます。そして、本文欄に矢印を持っていってクリックしてから、「編集」>「貼付け(ペースト)」を選びます。マッキントッシュもウインドウズもだいたい同じ操作です。
使わないでいただきたいのは、「半角カナ」と「機種依存文字」と「外字」です。これらは使うパソコンによって読めなかったりエラーの原因になることがあるからです。やばそうな場合はこちらで訂正しますから、特に神経質にならなくてもいいですがちょっと気に留めていただけるとありがたいです。
半角カナ : 凝った顔文字に混じることもありますのでご注意下さい。
機種依存文字: その機種(EX.Windows)同志でしか通用しない文字です。
外字 : 自分で作って登録した文字です。